2000年12月号(2000年11月27日)

 

   皆さん、お元気ですか?高橋です。

   高橋工房2000年12月号です。
   今月は、「1投目の調整の仕方とスペアのとり方について」です。
   では、先月の・・・


 スタンス  15〜16枚目に立って
 フィニッシュで  15〜16枚目で投げ終わって
 スパット  10枚目を投げて

   その結果、狙ったポケットより左へいって・・・
   @番ピンとA番ピンの間にボールがいったとします。
   その場合、ボールをもっと右の@番ピンとB番ピンの間にいかせたほうが、ストライクになる確率が高くなるはずです。
   そのためにはどうしましょう?調整方法はいくつかありますが、2つ説明します。
   (A)ひとつ目は、スパットを変えずに立つ位置を変える方法
   (B)もうひとつは、立つ位置を変えずにスパットを変える方法

  (A)の場合
   スパットはそのまま10枚目を狙っていきます。
   立つ位置は左へ異動します。さて、どの位置でしょうか?@番ピンの右にボールをいかせたいと思いますので、ピン1本分と考えられますよね?
   ピン1本につき、3枚くらいでOKです。スタンスは、18〜19枚目になります。このとき注意したいことは、体の向きをキモ〜チ・・・少しだけ右に向けることです。

  (B)の場合
   スタンスはそのままで15〜16枚目、狙うスパットを右側にします。さて、どの位でしょう?ピン1本につき枚目2枚くらいです。スパット8枚目を狙いましょう!このときも体は少〜し右に向けましょう。

   前にもお話したとおり、初心者から上級者まで通用する方法です。
   参考までにその他の方法は・・・
   (C)スピードでレーンとボールの摩擦を抑えて曲がりを少なくする。
   (D)スピード・リリースはそのままで曲がりの少ないボールを投げる。
   (E)スタンスもスパットもどちらも変える。

   以上、1投目、つまりストライクを取りに行くときの調整方法でしたが、例を2つあげて説明しました。11月で説明しました、左にいかせる方法今月で説明しました、右にいかせる方法
   そのどちらも、(A)の調整方法をお奨めしました・・・
   つまり、スパットはそのままで、立つ位置を変える方法です。
   初級・中級のボウラーの皆さんはコレが基本です。基本は大事!!、基本がわからなくちゃ、応用どころじゃ〜ないでしょ?・・・応用はのちほど・・・

   次に説明しますスペアのとり方にも当てはまります。ぼーるを、右へ・・・左へ・・・さてどうしましょう?理解していただけるように、チョットした知識とコツをお教えします。

  スペアのとり方(1000種類を3通りで)

   前述までは、ストライクを狙いにいく時のことをお話しましたが、ここからはスペアのとり方についてお話します。

   ボウリングの実力をあらわすのは、なんと言ってもアベレージにつきます。アベレージ160とか、185とか良く耳にしますよね?アベレージ・・・複数ゲームの平均点・・・
   当たり前ですが、ボウラーの力量です。高いほどうまい!・・・食事に通じるものが・・・ない?ですか。では、うまい人とうまくない人の差は一体なんでしょう?簡単に言えば、ストライクとスペアが多いか少ないかという事になりますよね?うまい人は、ストライクとスペアが多くて、ミスが少ない・・・うまくない人は、その逆・・・でも、うまい人でも毎回毎回ストライクが出るはづはありません。・・・が、彼らはスペアを確実にカバーしてゆきストライクにつなげていきます。ここに違いがあるんですね!
   ところで、一口にスペアと言っても、計算上はなんと1023通りもあるそうですが、1投目で@番ピンだけとか、A番ピンだけ倒すなんてことは出来るわけありません。
   それでも、実際に残るのは200通り位はあるそうです。もちろん、200通りの投げ方なんて出来るわけがありませんが、これから説明します。

   (A)レーンの中央に残った場合 〜 5番ピンアングル
   (B)レーンの左側に残った場合 〜 7番ピンアングル
   (C)レーンの右側に残った場合 〜10番ピンアングル
   の、3パターンで、ほとんど対処できますし、実践で必ず役に立ちます。

   その前に大事なのが、投げる前にキーピンを把握しておくことです。キーピンとは文字通りカギとなるピンのことです。残りピンが1本だけなら簡単ですが、複数のピンが残ったときには、どのピンがキーピンかということを理解しておきます。ほとんどの場合は、ボウラーか見て手前にあるピンをキーピンと思って結構です。

  (A)レーンの中央に残った場合 〜5番ピンアングル
   キーピンは@番か、D番ピン
   1投目、ストライクを狙いにいくスタンディングドット(15〜16枚目)に立ち、2番スパット、10枚目を通す。

  (B)レーンの左側に残った場合 〜7番ピンアングル
   スパットを変えずに、立つ位置を変える方法で・・・
 

キーピン スタンス スパット
AまたはG 1投目より左へ3枚(12〜13枚目) 2番スパット、10枚目
C 1投目より右へ6枚(9〜10枚目) 同   上
F 1投目より右へ9枚(6〜7枚目) 同   上

 


   (C)レーンの右側に残った場合 〜10番ピンアングル
    スパットも立つ位置も変える方法で・・・

キーピン スタンス スパット
I 1投目より15枚左へ
(30〜31枚目)
3番スパット、15枚目
E Iピンを狙った位置から3枚左へ
(27〜28枚目)
同  上
BまたはH Iピンを狙った位置から6枚右へ
(24〜25枚目)
同  上
Iピンを狙った位置から9枚右へ
(21〜22枚目)
同  上

 

   以上、基本パターンです。
   さて、問題です・・・(?)の答は何でしょうか?おわかりですね?・・・@番ピンです!つまり、ストライクコースということです。
   今まで、2番スパットの10枚目しかできなかった人が、3番スパットを使ってストライクを狙いにいけるチョットした知識が身につくということです。
   これで、ボウリングの幅が広がりましたね!!基本が分かれっていれば、応用が利くということは、まさにこのことなんです。
   では、ここから発展して15枚目を使って、レーンの左側に残ったピンをスペアする方法、あるいは、4番スパット20枚目を使って、レーンの右側に残ったピンをスペアする方法等いろいろな応用が出来ることはお分かりになりましたね?スペアをとる場合、(B)(C)のスタンスから分かるように、一般的に3−6−9システムと呼んでいます。(なんかカッコよくないですか?)

  1本残りは難しくないのよ!!
   〜日立ボウルクレーン9レーンでゲーム中のお若いカップルの会話から・・・

   1ゲーム目、茶パツでミニスカート(描写の細かさが我ながら・・・)の彼女の第1投目、右足スタンス21〜22枚目、通ったスパット3番目の15枚、ボールは@・Bピンのポケットへ、これは・・・ストライク!!と思いきや、チョットうす目でDピンが無情にも残ってしまいました。そこで、彼女曰く・・・「イヤ〜ン、1本残っちゃった〜、あれ難しいよ〜」(すいません、ホントにこう言ってたんです)
   1ヶ月前、日立ボウルクレーンでマイボールキャンペーンを達成して、マイボールを手に最近めきめきとウデを上げている彼が・・・「おしかった〜!!でも、あのDピンは難しくないよ、今と同じ場所に立って今と同じスパットに投げればいいんだ!」それでも、彼女は・・・「でも、1本しか残ってないからプレッシャーかかる!」だそうで、すかさず彼は・・・「いい?ピンの幅と、ボールの大きさの分だけの余裕があるじゃない」

   さて、ここからは、私、高橋が解説させて頂きましょう。
   つまり、
    ピン(直径:12cm)+ボール2個分(21.8cm×2)=57.6cm
   ・・・で、レーンの幅は1m6cm
   と言うことは、
    57.6cm÷1m6cm・・・半分以上!!

    ここからは、彼にお返ししましょう・・・
    彼曰く・・・「だから、Dピンの場合、数字どおりスペアとりやすい筈なんだ、言い換えればまん中1本残りは、はずすほうが難しいはずだろ?」・・・で、彼女は、「スゴ〜イ!何でそんなこと知ってるわけ〜!!でも、スペア取れそうな気がしてきた〜!!」

    で、彼の言ったとおり21〜22枚にスタンスし、15枚目の投げた彼女は簡単にDピンのスペアに成功しましたとさ・・・チャンチャン・・・

    そうなんです、彼の言うとおりなんです。
    1本残りの場合、ピンの右でも左でも当たればカバーすることが出来るんです。と言うことは、確立の点から言えば難しくない筈なんです。
    但し、F・Iピンは隣がガターがあるので、この限りではないと思いますが・・・ビギナーにありがちな、彼女の言うところの1本残りのプレッシャーは、彼の理論的な説明により、安心感とリラックスを与えて見事スペアをカバーしたという、日立ボウルクレーン9レーンでのこころ暖まるお話でした・・・

    「まっすぐ」の意味は2つある

    レーンは、39枚の板を張り合わせてあると前にお話しましたが、曲がってはいません!真っ直ぐです、アプローチも同様に板目は真っ直ぐです。
    ストライクを取るとき、
     スタンス16枚目に立って
     フィニッシュ16枚目で
     スパット10枚目に投げて
    フックボ−るで見事にストライク!!
    この場合、言い換えると、
     スタンス16枚に立って
     真っ直ぐ歩いて
     真っ直ぐ投げて
    フックボールで見事にストライク!!
    ・・・と、言い換えられます。つまり、ひとつは板目に沿って真っ直ぐです。

    ストライクアングルを調整する時や、Iピンアングルの時、あるいはFピンアングルの時はいつもレーンとアプローチの板目に沿って真っ直ぐ歩くわけではありません。
    むしろ、目標に向かって真っ直ぐということは、アプローチを斜めに歩くのが自然であり、スタンス、フィニッシュ、スパットラインで結ぶと真っ直ぐということです。
    つまり、もうひとつの真っ直ぐは目標に対して真っ直ぐです。ボウリングはコッチが大事!!

    真っ直ぐ、真っ直ぐ・・・何回も言ってましたら、「なんだこれ?」って感じがしてきました。真っ直ぐ・・・考えてみたら、面白い言い方だな〜・・・
    ・・・ってことで、また来月!!